こんにちは、設計の中山です。
昨日は浜松市中央区K邸Ⅱの現場で外装下地検査がありました。

雨水の侵入による事故分析では、木造住宅では取り合い部の事故が目立つ傾向にあるようです。弊社もそういった対策のために、事前の施工検査を大切にしています。本日の検査のポイントです!

●外壁のパイプ類貫通部
家の中に電線引込みやエアコンと室外機を繋ぐなど、パイプ類を外壁に貫通させてそこに線を通します。貫通部と外壁の取合い部の防水には下の写真のような色々な方法があります。

①伸張性粘着防水テープでの施工

 

②パイプ用防水部材でパイプを締め付け密着する施工、製造者指定の施工方法を順守してやる必要があります。

 

③粘着層付き防水部材でパイプを圧着する施工

弊社ではあらかじめ部材の数が分かっているものは部材施工、それ以外は防水テープで納めています。

それから・・・防水箇所は変わって、この現場は陸屋根(ろくやね:水平またはほとんど勾配がない屋根)の家になります。

上のような壁当たり部には三面交点(三つの面の交わる交点部分)があります。そこは防水シートを角に合わせるために切り込みや重なりが発生する場所です。小さな穴ができる場所でもあるので、しわができにくく耐久性のある伸張性粘着防水テープでしっかり圧着施工!

検査員の方には丁寧にご指導いただき、検査は無事終えました。防水施工も会社によって様々な考え方があると思いますが、弊社もいろいろ勉強して施工方法を追求していきたいと思います。