縁甲板の出番減少@浜松市東区にて
2023.07.27
和風建築の床には
こんにちは。工事部の細田です。
縁甲板ってご存じでしょうか
えんこういた又はえんこいたと読みます
日本家屋の廊下や縁側によく使用されている床板の総称なのですが、和風建築の少ない最近の住宅で使用する機会はかなり減ったように思います
床材には無垢のフローリングや、木をスライスしたものを重ねた合板フローリングというものがあります。
どちらも表面材に木が使われている木質系の床材が多いのですが、最近は表面に化粧シートを貼ったフローリングもよく使われるようになりました。
節があったり様々な木目を味わいとする木のフローリングと違い、ある程度整った木目がプリントしてあるので均一できれいな反面、同じ柄の繰り返しと感じられるところもありますので自分の好みに合ったものを選択すると良いですね
ちなみに一般的なフローリングは長さが1.8m以下のものが多く、それ以上の長さものを縁甲板と呼んでいます
今回の物件はも長い廊下や縁側に貼ってある縁甲板の表面材が剥離してきてしまったため、一度床を剥がして痛んでいた床の補強をしながら張替えを行いました
縁側や
廊下を直していきます
やはり和風建築には縁甲板が合いますね。
しかし今では大家族で住むようなことも少なったことで建物はコンパクト化し、無駄な廊下は減らして他のスペースにまわすという考えから一段と縁甲板のような床の出番が減っています
おばあちゃんの家にあった縁側のようなものがなくなってきて少し寂しく感じられますね