プレカット階段施工のポイント@磐田市H邸
2024.08.08
磐田市見付 新築工事 Private Gym House(プライベートジムハウス)
先日ヒマワリ畑を見に行きました。花を咲かせると東に向きを固定され、ほとんど動かなくなるそうです。確かに東を向いて咲いていましたが、1本だけ逆を向いて咲いているものもありました。なぜでしょうか?こんにちは、設計の中山です。
H邸ではプレカット階段の施工が完了しました。
プレカット階段とは工場で材料をカット・掘り込み加工し、現場で最小限の加工をして組み仕上げるものです。
ポイントをご紹介します。
現場には階段の側板が立てかけてありました。側板とは階段の壁際に取り付ける板で、蹴込み板と踏み板がささる登り板のこと。
側板だけ見ても私はどうなっているのか考える所から始まりますが、大工さんはパッと見てすぐ施工する箇所が分かるようで、廻り階段と直階段部分で加工が違うのとフロアー面や厚み・高さ・段数を把握・計算してカットするとの事です。
また廻り部分は柱に踏板・蹴込板を差し込むための欠き込みを行います。
階段下(裏側)は仕上げする場合は見えなくなってしまう部分。蹴込み板と踏み板の接合が見えます。
踏み板に蹴込み板を差し込む溝があり接着剤とビスで止めますが、組立てをする際に隙間が出来ないように裏側に蹴込み板補強を等間隔で施工すると階段を踏んだ時の音鳴りがしにくくなります。
階段の形状も物件ごとに異なるので、そこを踏まえた納まりをしっかり確認しておく事が大切なんだと大工さんがおっしゃっていました。