こんにちは

工事部の細田です

先週に2度目のワクチン接種を終えてヤレヤレという感じです

行動に気を緩める事はありませんが、周りの人への感染リスクが減ったことなどを考えると少し安心感が生まれた感じです

ただこの先ロックダウンの可能性やワクチンパスポート等々どうなっていくのかなあと、まだまだ心配事が尽きませんねぇ。

 

さて現場からは先日T邸の上棟を終え、現在は外回りの耐力壁の面材や筋違いや建築金物の取付けに入っています

設計上決められた箇所に適切に取り付け、構造を固めて建物強度を出していくわけです(´-ω-)ウム

 

ここで特に注意する点がひとつ

木材でも鉄骨でも一緒なのですが、構造を組み上げていくと少しずつ誤差が生じてきます

このズレを修正しないで床や外壁の面材や建築金物で固定してしまうと傾いたままの建物になってしまうので注意が必要です。

そうなってしまわないように上棟作業中には傾きを調整し垂直確認をしています

1階が組みあがったら数ポイントの柱に下げ振りと呼ばれる道具を設置して傾きを見ます。

 

目盛りや分銅部分を見ると傾いているのがわかります

ズレていれば“屋起こし”と呼ばれる突っ張り棒の親分のような道具を梁に取り付けて、ネジの仕組みを利用して右や左に回して突っぱったり引っぱたりして傾きの微調整を行ない、垂直になったところで仮筋違いと呼ばれるもので一時的に固定します(これは後で本筋違いを入れた後に取り外します)

突っ張り棒で調整して・・・

調整後、ピッタリと目盛りが合い、垂直がでた事が分かります

この作業をおろそかにすると、後ではもうどうにもなりません

何をしても傾きは直らず、無理に力を加えればどこかに“ひずみ“が生じて損傷する危険があります。

これが上棟の際の一番のポイントだと思っています

T邸もモチロンしっかりと確認しております。