某ドラッグストアでもらうカレンダー、今年は『世界の名画』なんですが、11月はフェルメールの真珠の耳飾りの少女でした。

部屋で何か視線を感じる…と思うと少女がこちらを見ています。

 

こんにちは、設計の森です。

 

前回、建築で使う単位『尺貫法』についてのお話で、“尺”や“寸”は長さの単位でした。今回は面積の単位“坪”についてのお話です。

建築・不動産業界では土地や建物の面積を“坪”で表すことがよくあります。

1坪とは6尺×6尺の正方形の面積のことです。(畳でいうと2枚分)

前回1尺≒303.03mmと書きましたので6尺≒1818.18mm=1.81818mとなり、6尺の正方形の面積は3.3057…㎡、ということから『1坪は3.3㎡』とします。

設計では、メートル法を使っていますので、土地や建物の面積を計算する時は㎡で算出していますが、図面には坪でも表記しています。

こちらは弊社の商品『S-CUBEゼロ』の基本プランです。

1階は70.50㎡(21.32坪)となっていますね。

・・・ここでアレっとなりませんか?1坪が3.3㎡なら70.50㎡÷3.3㎡=21.36坪になるのでは?と思いますよね。実際は“尺”というのは割り切れない数字なので、『1坪は3.3㎡』というのは“おおよその値”になります。

では、図面に書かれている面積の、㎡から坪への換算はどのようになっているのかというと、㎡に0.3025を掛けています。

70.50㎡×0.3025=21.32坪(小数点第2位まで。以下切り捨て)

ちなみに、㎡(平方メートル)のことを平米(へいべい)と読みますが、これも建築・不動産業独特なものですね。