師走もあっという間に中盤が過ぎようしています。年末に向けて街全体が慌ただしく動いております。車が多くなり渋滞や事故も増え、いつも以上に車の運転に注意を払う様に気を付けている営業部 和田です。

12月になり空気の乾燥している日が続いています。そうなってくると心配なのが、「火災」です。

火災は発生件数は10年前に比べ75%以下まで減ってきており、平成28年から横ばい状態で年間発生38,000件ほどで推移しています。周りでは喫煙する方がだいぶ減ってきていますが、相変わらずたばこによる火災は3,581件で、出火原因の第1位との事で、びっくりです 。(ちなみに第2位はたき火、第3位はこんろ)

最近自宅の近所でも火災がありました。幸いけが人もいない建物火災でしたが、あの独特な雰囲気と焦げ臭さに火災の恐ろしさを感じました。こちらのお宅はソーラーパネルを乗せた、オール電化住宅ということもあり、出火原因が気になっていましたが、あとから聞いたところによると、ペットとして飼っていたカメさん用のヒーターより出火したらしいとの事でした。

ちょっと意外な出火原因だった為、「ペットによる火災」を調べてみました。

■事故事例

●室内飼育されている猫が飼い主の不在時にガスコンロのスイッチを入れ、コンロが点火し火災が発生した
●室内で飼っていた猫がファクシミリに尿をかけたため、漏電・火災が発生した
●ネズミが冷蔵庫の電源コードをかじり、断線・ショートしたため、火災が発生した
●飼い主が充電後放置していたルーター用のリチウムイオンバッテリーに飼い犬が噛みつき発火し、製品および周囲を焼損した

などが挙げられていました。室内の飼いの犬や猫が増え、かわいいペットたちの悪気のない思わぬ行動によって火災が起こってしまっています。ペットや自分自身、家族の身を守るには、やはり事故を起こさせない環境作りが大切です。

■事故対策

●ガスコンロの元栓を閉めたり、ロックをかける
●電気製品のプラグは抜く
●バッテリーやスマホなど、外力がかかることで破裂・発火する危険のあるものは放置しない
●目を離す際はペットをケージに入れる

その他にも、ペットがコードを噛んで感電・漏電しないよう保護カバーをつけたり、タップやコンセントまわり、電子機器の排気口付近にたまりがちなペットの抜け毛をこまめに掃除するなど、実施しやすい対策はなるべく行うようにしましょう。

事故は“ついうっかり”のスキをついて、思いもよらないかたちで起こるもの。大切な家族・ペット・住まいを守る為に、日頃から注意を払いたいものです。