最近、睡眠前に牛乳でつくるココアオレを飲むことが習慣になっている中山です。

近年、建物の高断熱化について耳にされる方も多いのではないでしょうか?
本日は建物の断熱性能について少しお話したいと思います。

上表をご覧ください。
建物の省エネ性能を示すための基準として、断熱等性能等級というものがあります。
国土交通省が制定した品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に基づいて施行されました。表のような歴史を経て、昨年4月にはZEH水準と同等の等級5が、同年10月に等級6・7が新設されました。しかし日本で設定している最高等級7は世界の基準で見ると最低基準として義務化されているようです。日本も断熱性能の高い建物の普及を目指していますので、今後の動向に注目したいと思います。

話は少し変わりまして・・・
我が社の建物では、断熱材は吹付け硬質ウレタンフォームを主に使用しています。
高性能で施工性もよく高い品質を確保できるメリットと高いコストパフォーマンスから採用しています。
壁や屋根・天井の中を隙間なく充填するため気密性・吸音性の効果も期待でき、水を含む成分の2液を混合することで発生する炭酸ガスを使用して発泡する断熱材なので、人と地球に優しい断熱材です。

メーカーから体験キットを取り寄せましたので、発泡させてみました。

 

手早く2液を混ぜてトレーに流し込むと、あっという間に勢いよく発泡!

実際現場では専用機材を搭載した車両が来て、機材とホース付きの吹付ガンを繋げて職人さんが断熱材を吹付ける部分に発泡していきます。施工後は厚みのチェックを行い、削り作業を行う場合もあります。軽量で躯体に負担が少なく、気泡の成分が大気中の空気と同じなので経年変化もほとんどありません。
色んな面でバランスが良い断熱材です。