木造住宅の外装防水施工ポイント@磐田市塩新田S邸
2023.08.17
完成後は隠れてしまう防水部分の検査
あっという間に夏季休暇が終わり、本日より仕事再開しました。休暇中も台風襲来にヒヤヒヤしていましたが、そんな中でも近場にヒマワリを見に行ったりして夏を満喫できました。設計の中山です。
住宅の耐久性を保つには雨漏りを防止する取り組みが重要になります。雨漏りの大半は防水材料のつなぎ目からの侵入によって起きており、雨漏りによる事故はほとんど減っていないそうです。
そこで弊社は住宅瑕疵保険履行法に基づく検査にプラスして『外装下地検査』を受けていくことにしました。
磐田市S邸では夏季休暇前に瑕疵保険会社の検査員に来ていただき、外装下地検査を受けました。
今回教えて頂いたポイントの中で3つ紹介します。
①サッシまわりの防水
雨水が侵入した場合、サッシ枠に回り込むことがあります。特にサッシ上枠に水が滞留しやすく、枠ぴったりに防水紙やテープを施工すると吸い上げることがあるので5mm程度のクリアランスをあける事を推奨、ヘラやローラーなどの圧着具を使用して丁寧に圧着することで、より侵入防止になる事を教えて頂きました。
②屋根と外壁の取合い部
軒天井取り合い部は軒裏に強風の影響による吹き流しが発生することがあるため、防水紙はタルキに達する位置まで張り上げて施工
③片流れ棟部
風当たりが強く雨水侵入リスクが高い下屋棟部、先張り防水シートを必ず施工
約30分程度の検査でしたが検査員の方からお聞きした大切な施工方法を次に活かし、雨水侵入による事故が起こらないように一層施工向上に努めていきます。