年末年始は普段より美味しいものを目にする機会が増えるので食の量が増えてしまいますね。贅沢なことだけど、正月太りを何とかしなければ!設計の中山です。

突然ですが・・・下の写真をご覧ください。

建物外部の外壁施工前の状態です。

幅45mmの木材が写真向かって右方向は縦に、左方向は横に等間隔(455mmピッチ)に施工されています。この材を胴縁(どうぶち)と言います。あまり聞きなれない胴縁という言葉、どんな役割なのでしょう・・・

 

●壁材を施工するために必要な材料

壁材を縦方向に施工する場合は横胴縁、横方向の場合は縦胴縁になります。

写真の建物の仕上げは、向かって右方向はガルバリウム鋼板の段(横)葺きを施工します。

↑↑ガルバリウム鋼板の段(横)葺き↑↑

 

左は塗り壁材専用下地材を施工後、塗り壁施工を行います。

↑↑塗り壁材専用下地材↑↑

 

●空気の通り道

木造住宅における外壁の工法として通気工法というものがあります。下図を簡単に描いてみましたが・・・(ヘタですみません)

土台水切りを空気の入口、外壁の裏の通気層を通って軒裏換気や棟換気を空気の出口とします。下から上へと空気の通り道をつくることで水分を外に排出し、湿気や結露を防止する工法です。胴縁を施工することによって空間ができ、それが空気の通り道になります。

胴縁は外壁が施工されると見えなくなってしまいます。また足場のメッシュシートが張られていると建物外部は見えにくいかもしれません・・・。建物を建てるのにいろんな材料があって、それぞれ役割があって・・・建築って奥深いなって本当に思います。