「防炎マーク」をご存じですか?
2025.12.02
火災から命を守る目印
視聴覚室の思い出ってありますか?私は、英語の授業の時間にマイケルジャクソンのビデオを見たことがあります。そんな話しを子供にしていたところ「視聴覚室!?エモっ」という反応でした。視聴覚室そのものが、漫画などで見たことがある程度の遠い存在、ということらしいです。現在は各自がパソコンやタブレット端末を持っているし、教室に大きなモニターもあって、動画視聴のために視聴覚室を使う、ということは無いのでしょう。
こんにちは、設計の森です。
カーテンやじゅうたんのすみっこに、小さなラベルが付いているのを見たことはありませんか?
例えばこんなタイルカーペットに…

こんなシール

それが「防炎マーク」です。このマークが付いているものは、火がついても燃え広がりにくいように作られています。火事のときに炎が広がるのをおさえ、逃げる時間を少しでも長くしてくれる、大切な目印なのです。
ホテルや病院、劇場、地下街など、建物の用途によってカーテン・じゅうたんは防炎マークがある物品を使うことになっています。一定の高さ以上の高層マンションでも、カーテンやじゅうたんに防炎マークが必要になります。
一方で、戸建て住宅では防炎マーク付きのカーテンやじゅうたんを使う義務はありません。でも、火事の危険を減らすために選ぶという選択肢もあります。旅行や出張でホテルに泊まったとき、カーテンの端をよく見てみると、防炎マークが付いているのを見つけられると思います。小さなラベルですが、安心して暮らすための大切なサインなのです。



























