注文住宅を検討している方で防音対策について知りたいという方はいらっしゃいませんか。
防音対策は近隣の住民の方とのトラブルを防ぐためにも知っておきたいところです。
今回は防音対策についてご紹介します。

□騒音の種類とは

人によってどの音を騒音とするかが異なるでしょう。
騒音と言っても種類があります。
ここでは騒音の種類をご紹介します。

騒音の種類の1つ目が空気音です。
これは名前の通り、空気を伝わる音のことです。
一般的に音と聞いて想像する音と考えてよいでしょう。
例えばパトカーのサイレンや、雷、ペットの鳴き声などが含まれます。

騒音の種類の2つ目が固体音です。
これは床や壁を伝わって聞こえる音を指します。
マンションに住んでいてとなりや上の階の部屋からドアを閉める音が聞こえたことがある方も多いのではないでしょうか。
固体音とはそのようにモノが振動して伝わる音のことです。

騒音の種類3つ目が空気音と固体音が組み合わされた音です。
家の近くで工事をしている場合、空気音としても音が聞こえますが、同時に床から振動のような音を感じるという経験がある方も多いでしょう。

□防音対策で重要なこととは

まず、「防音」という言葉は概念的なものであり、実際に「防音」するために必要な施策が「遮音」や「吸音」といった手段になります。
「遮音」とは空気中を伝わる音を遮断することで、遮音効果の高い構造や素材を使うことで高い遮音性が得られます。
遮音性の高い素材として、鉄板、コンクリート、石膏ボードなどがあります。

「吸音」とは、多孔質と呼ばれる細かい穴の開いた素材によって音が吸収されることで、吸音性の高い素材として、ウレタンフォームやグラスウール、ロックウールなどがあります。

新築の家に家具やカーテンなどがない状態で入ると、音が響くという経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないかと思います。
カーテンや畳なども吸音性のある素材なので、音の反響を抑える役割を果たしています。
防音をするためにはまず遮音対策を基本として考え、さらに適切な吸音対策を組み合わせることで効果の高い防音対策ができるようになります。防音を簡単に考え、遮音シート”だけ”、吸音パネル”だけ”では十分な防音効果は得られません。
さら、「制震」や「防振」まで考慮すれば、より効果の高い防音が可能になります。

□まとめ

今回は防音対策についてご紹介しました。
住宅の防音対策には、壁・床・天井の防音、排水管の防音、窓や換気扇などの開口部の防音などがあります。
新築時にしておいた方が費用が抑えられるものもありますので、
住宅の設計時にはぜひ防音についても併せて考えてみると良いでしょう。
浜松で注文住宅をお考えの方は是非参考にしてみてください。