注文住宅をお考えの方で、壁材を塗り壁にしようと考えている方はいらっしゃいませんか。
塗り壁の材料で有名なものには珪藻土と漆喰があります。
ではどちらがより良い壁材なのでしょうか。

ここでは浜松の建築会社がどちらの壁材が良いのかご紹介します。
注文住宅設計の際の参考になれば幸いです。

□珪藻土のメリットとは

はじめにここでは、珪藻土のメリットをご紹介します。

1つ目のメリットは調湿性があることです。
調湿性とは、湿度を調節してくれる機能を指します。
湿度が高い時は湿気を吸い、湿度が低い時には水分を放出してくれます。
高温多湿な日本では、とても重宝される機能ではないでしょうか。

2つ目のメリットは耐火性があることです。
珪藻土はコンロや七輪などにも使われるほど、火に強い性質があります。

3つ目のメリットは脱臭効果があることです。
1つ目でご紹介したように水分を吸う性質がある珪藻土は、におい成分が付着した水分も吸収することになるので、脱臭作用があります。

4つ目のメリットは色の種類が豊富なことです。
壁の面積は大きいため、壁の色で部屋の印象は大きく変わります。
あなたの住宅に合う壁の色を選べることは大きなメリットではないでしょうか。
このように珪藻土は、機能面だけではなく見た目の面でもメリットが大きい壁材であることが分かっていただけたでしょう。

□漆喰のメリットとは

珪藻土と比較されやすい壁材が漆喰です。
ここでは漆喰のメリットをご紹介します。

1つ目は調湿効果があることです。
これは珪藻土にも備わっている機能です。
しかし、珪藻土の方がよりこの効果が高いと言えるでしょう。

2つ目は消臭効果があることです。
漆喰はアルカリ性であるため、細菌やカビを分解してくれる効果があります。

3つ目のメリットは耐火性があることです。
火が壁についても火が燃え広がりにくいと言えるでしょう。

このように、珪藻土と漆喰は似た性質を持っています。
そのため、この2つの壁材が良く比較されやすいと言えるでしょう。
しかし、珪藻土の方がより高い性能があると言われています。

□珪藻土と漆喰どちらが良い?

珪藻土も漆喰も、調湿性が備わっていますが、より優れた調湿効果を持っているのは珪藻土です。
一方、消臭性、強度、水への強さという面では、漆喰の方が優れています。
また、珪藻土はザラザラ、漆喰はツルツルとした仕上がりになるという違いがあります

コスト面について比較してみましょう。
塗り壁の価格は材料費と施工費で構成されています。
材料費が安くても、施工に手間のかかる塗壁は合計の価格は高くなります。
珪藻土は1平方メートルあたり3,000~3,500円、漆喰は1平方メートルあたり4,000~6,000円ほどになります。
珪藻土に比べて漆喰は下地の処理や施工に手間がかかるため、高くなるのです。

それぞれの良さと価格のバランスで検討してみると良いでしょう。

□まとめ

今回は珪藻土の壁材と漆喰の壁材のそれぞれのメリットをご紹介しました。
どちらも同じようなメリットがありますが、ややその性質の効果が異なります。
住宅の周辺の気候なども踏まえて、ご自身の注文住宅に合う壁材を選ぶと良いでしょう。
浜松で注文住宅をお考えの方は是非参考にしてみてください。