家づくりをお考えの方で土地探しでお悩みの方はいらっしゃいませんか。
はじめての土地探しは何から始めたらいいのか、何を意識して行えばいいのかわからない方も多いと思います。
土地探しを始める前にチェックポイント等を把握しておくことで、効率的に土地探しを進められます。
この記事では、土地探しの前に知っておきたいことと、現地での土地のチェック項目について解説します。

□土地探しの前に知っておきたいこととは

土地探しをする前に知っておきたいことはいくつかあります。

1つ目は、土地の用途地域です。
用途地域とは、都市計画法に基づいて土地を人が多く生活している市街化区域内にある土地を住居系や商業系といった建てる建物の用途に応じてエリアを分けるために定められているものです。
用途地域が定められていることで、住宅地に商業施設や工場が建てられないように制限されています。
いまは商業施設等が建てられていない土地でも、用途地域によっては将来住宅以外が建設される可能性もあります。
その土地はどの用途地域なのか知っておくと土地選びの際の参考になります。

2つ目は、建ぺい率と容積率です。
建ぺい率とは、建物の敷地となる土地の面積に対して何割の面積まで建物が建てられるかを定めたものです。
敷地いっぱいに建物を建ててしまうと、万が一火事が起きた際に延焼しやすくなったり生活環境が悪くなったりする恐れがあるため、建ぺい率の制限があります。
容積率とは、土地の面積に対する建物の建てられる建物の延べ床面積の割合を定めたものです。

3つ目は、建物の高さなどの建築制限です。
建ぺい率や容積率のほかにも、建物の高さなどの建築制限があります。
例えば、建物の絶対的高さの制限や道路斜線制限、隣地斜線制限などがあり、これらの制限は用途地域や場所によって異なります。
さらに、接道義務と言って、建物を建てる土地は原則として幅が4メートル以上の道路に2メートル以上接していなければならないと建築基準法で定められています。

□現地での土地でチェックする項目とは

1つ目の項目は、日当たりや風通しです。
快適に生活するためには、日当たりや風通しの良さがとても大切になります。
家を建てたい土地の近くに背の高いビルや雑木林があると、日当たりも風通しも悪くなります。
また、水はけや水が溜まりやすい場所がないかも重要なチェック項目です。
晴天時だけでなく雨天時にも実際に足を運び、確認しましょう。

2つ目は、隣地との関係です。
地積測量図や境界確認書が既に存在する土地であれば、隣地との境界を現地で見つけることができるでしょう。
一方、そのような図面もなく境界も不明な土地は、隣地との関係を確認する必要があります。
越境していそうな建造物がないかなどを確認し、気になることがあれば不動産会社に問い合わせてください。

3つ目は、電柱やごみ置き場です。
その敷地の出入りに邪魔になるような電柱が立っている場合は、電力会社に移設工事を行ってもらう必要があります。
移設までに時間を要する場合があるので、電柱の位置は現地で確認しておきましょう。
またごみ置き場が設置されていないかの確認もしておきましょう。

4つ目は、更地か古家ありかどうかです。
土地だけの価格で販売されていても、実際はまだ現地に古家が残っている物件があります。
その場合は、その家の取り壊しが買主負担になっていることもあるので注意が必要です。

□まとめ

今回は、家づくりにおいて土地探しの前に知っておきたいことと、現地での土地でチェックする項目について解説しました。
浜松で注文住宅をお考えの方は是非参考にしてみてください。