注文住宅を新築する際にEVコンセントを設置するかどうかでお悩みの方はいらっしゃいませんか。
EVコンセントとはEV(電気自動車)を充電するためのコンセントのことを指します。
電気自動車を所有していない場合、将来を見据えてEVコンセントを設置するべきか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、EVコンセントを設置する理由について解説します。
浜松周辺で注文住宅をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

□電気自動車に必要なEVコンセントを設置するべき理由とは?

1つ目は、費用です。
EVコンセントは、新築時であれば設置にかかる費用は数千円から数万円ほどで済みます。
しかし、後から設置しようとすると、専用系統のブレーカーや配線の工事が必要なため10万円〜20万円ほどの費用がかかってしまいます。
少しでも費用を抑えたい方は、新築時に設置すると良いでしょう。

2つ目は、将来電気自動車が普及すると考えられるからです。
現在はEVがあまり普及していませんが、将来日本でも電気自動車が普及すると予測されています。
実際に日本の各自動車メーカーも「2050年のカーボンニュートラル実現」に向けて目標を掲げています。
このことから分かるように、将来電気自動車を所有する可能性が高いかもしれません。
いまは必要なくても、将来を見据えて新築時にEVコンセントを設置するのもおすすめです。

□注文住宅にEVコンセントを設置する時に注意した方が良いこととは?

EVコンセントを設置すると決めた方は、設置してから後悔したくないですよね。
ここからは注文住宅にEVコンセントを設置する時の注意点を3つ解説します。

1つ目は、電気自動車の充電用と伝えることです。
電気自動車の充電には200Vが推奨されています。
しかし、家庭用のコンセントは100Vですので電気自動車の充電に利用すると充電に時間がかかってしまいます。

また、電気自動車の充電時には大量の電気が流れるため、専用のブレーカーにする必要があります。
電気自動車の充電用であることを伝えず、家庭用のコンセントを設置してしまうと後から追加の工事が必要になってしまいますので、すでに電気自動車を所有している、または購入する予定があるという場合は、事前に伝えておきましょう。

2つ目は、切り替え可能なタイプにすることです。
今は電気自動車を所有しておらず、しばらくの間は家庭用のコンセントとして利用したいという場合は、後から切り替えができるようにしておきましょう。
そのために、100Vから200Vに変更できるブレーカーにしておき、配線も太いものにしておきましょう。

3つ目は、コンセントの形状です。
一般的にEVコンセントは、家庭用の電化製品のコンセントと形状が異なります。
EVコンセントと家庭用のコンセントで併用することはできないので注意しましょう。

ただし、EVコンセントと差し込みプラグは日本配線システム工業会の規格で決められており、メーカーによる違いはありません。

□まとめ

今回は、EVコンセントを設置する理由について解説しました。
将来電気自動車は普及すると予測されています。
今後電気自動車を所有する可能性があると考えると、新築時にEVコンセントを設置した方が良いでしょう。
浜松で注文住宅をお考えの方は是非参考にしてみてください。