断熱材は“途切れなく”@浜松市中央区S邸
2025.06.28
適材適所と丁寧な施工がポイント
暑くなってきた時に食べたくなるのはガリガリ君ですが、ガリガリ君のチョコミント味を食べたら、甘いものを食べたことを忘れ、まるで歯磨きをした後かと思うくらいに口の中がさっぱりしました。
こんにちは、設計の森です。
浜松市中央区S邸では断熱材の施工が進んでいます。
S邸は壁・天井にはグラスウールの断熱材を採用しています。グラスウールとはガラスを繊維状に加工し、綿のようにふわふわとした形状にしたもので、燃えにくいという特徴があります。
断熱材は途切れなく充填しなければ効果を発揮することができません。
グラスウールを包んでいる袋は防湿フィルムで、内壁の防湿・気密層になります。
袋状になっている周囲に“耳” (袋の端に出っ張りがあり、これを“耳”と呼びます)がついていますので、柱・間柱、梁、床下地に重ねて止めます。
ユニットバスの床下の基礎立上り部分と1階の床面にはポリスチレンフォーム断熱材を施工しています。
ポリスチレンフォーム断熱材は、ポリスチレン樹脂を発泡させた軽量で断熱性に優れた発泡樹脂素材です。
浴室部分の床が断熱されていないと、そこが“断熱の抜け道”となり、家全体の断熱性能が低下します。基礎断熱により、断熱ラインを連続させることができます。また、床下部分の温度差を抑えて結露やカビの発生を防止する役割があります。
木造住宅の断熱施工では、床下・壁・天井と連続して隙間のない丁寧な施工と適材適所の断熱材選びが快適な住まいづくりのカギとなります。