設計の中山です。

浜松市中区T邸の進捗状況ですが、断熱材の施工が完了しました。

施工した断熱材は、日本アクアさんの現場発泡断熱材『アクアフォーム』、断熱材品種で言うと「吹付け硬質ウレタンフォーム」と言いまして、フロンガスを使わない地球にやさしい材料です。

アクアフォームを積載した車両が現場に停止しており、荷台から専用ガンが付いたホースをニョキニョキ伸ばして現場内に入れていました。

ホースが入り終わると施工する業者さんが服の上から作業服を着始めました。作業中はウレタンが飛散して取れなくなる可能性があるので、業者さんも完全防備。

その後、業者さんがホースを何度も触って暖気を確認。吹付け温度も大切なんですね。ちょうど良い温度になったようです。業者さんが吹付け作業を始めました。

小屋部分は通気スペーサー上に、壁は躯体に直接、隙間なく吹付けていきます。発泡させることで、優れた気密性を発揮します。

発泡している様子を動画撮影しました。膨らんでいる様子が面白いので、下の動画からご覧ください。

厚みは小屋部分が150mm、壁部分が75mm、この厚みは省エネ計算で決定しています。

吹付け後にウレタンフォームを削って、厚みを整え、清掃作業が終われば施工完了です。

弊社の建物でこの断熱材を施工した物件も増えましたが、私自身が吹付け作業中に現場に行く事があまり無いため、いつかはちゃんと作業している所を見てみたいと思っており、今回は作業する日時など確認の上現場に行ったので、その場面を見る事ができて、とても勉強になりました。