こんにちは、設計の森です。

元日に能登半島で大きな地震があり、建物の耐震性についての関心が高まっているのではないかと思います。

ニュース映像などで、古い木造家屋が倒壊している様子を目にしたと思います。

損傷を受けた建物の多くが旧耐震・2000年基準以前のものであった、という調査結果が出ています。

(旧耐震・2000年基準については過去記事

1階が潰れて2階がその上に乗っているような状態になってしまうのは、1階が店舗や車庫で、大きな開口部になっていて壁が少ないということと、能登は瓦の産地なので瓦屋根の建物が多く、瓦屋根(=重い屋根)は地震に対しては不利になります。そういった要因もあったのではないかと思いました。

これから出来る対策としては、耐震化です。静岡県の木造住宅の耐震化率は平成30年で約9割となっています。

プロジェクト『TOUKAI-0』の無料耐震診断は令和6年度で終了しますので受けたいという方はご相談ください。

2000年以降に建築された住宅は大きな損傷は受けなくとも揺れによる家具の転倒で大きなケガを負うことがありますので転倒防止の対策をお考えください。